続・マル秘で機材師

ヤフーブログからお引越し/日々の備忘録

一日の振り返り・6/14

季節外れの8連休も折り返し地点、一応埼玉に向けて戻っている最中になります。
現在進行形なのでお察しなところではあるんですけど、そもそもなぜ今8連休なのかも踏まえて振り返りをしていこうと思います。

事の発端は4月の下旬頃だったでしょうか、奥出雲おろち号特別運行キャンペーンという案内がありました。
今年の秋口には引退が決定している奥出雲おろち号、乗りに行ってみたいなぁと思いましたがSL銀河同様引退が決まったらまぁ席が取れない。
冬は運行しないのは仕方ないとして思い立ってポンと行けるような場所でもないのでどうしたものか…と思っていた矢先にこれです、猫にまたたびのようなものです。
6月いっぱいと7月中旬に設定日がありました、7月は3連休が絡んで混みそうだし6月中旬の平日がいいなと。
いつでもよかったんですけど火曜日は避けました、というのも沿線グルメのそば弁当が休みなもので。
16日以降にすればカードの締め日的には1ヶ月支払いを遅らせることができたので失敗したなぁとは思いましたが…まぁ夏のボーナスが支給されそうなので今となってはまぁよしと。
片道に必ず特急やくもに乗れないといけないので行く日を決めてからは行程をいろいろ考えて…その段取りで休日の申請をしたら嫌がらせをされたのは以前書いた通りです。
なので出発を1日早めて大阪で出歩く日をつくりました、201系の思い出作りもしたかったのでできてよかったです。
ということでお出掛けの前段のお話でした、それでは本題です。

昨晩も22時頃には寝ました、ようやく熟睡できる時が来まして目覚ましが鳴るまで起きることはなく熟睡。
どうも昨日の境港での買い物で踏ん切りがついたからなんではないかと、まだ細々と決めることはあるんですが大枠は決まりましたし。
今朝は6時半起きで久しぶりに8時間ほど寝ました、しばらく微睡んでいたんですが朝ご飯を食べます。
ご当地パンの薔薇パンなるもので朝食です、薔薇みたいな形をしている菓子パンでして。
出発前に朝シャンをします、んで8時頃にはホテルをチェックアウトです。
駅近くのホテルにしたので余計な荷物は預かってもらいます、今回のお出掛け中唯一身軽な格好で動き回れる日です。
それにしても雨が降っているとは…台風3号の影響がなくてよかったなぁと思ってたんですがこの雨は寝耳に水です。
せっかくフリーきっぷを持っているので宍道へは特急やくも号でワープします、1区間のために特急券を買わなくていいので実に楽です。
宍道には指定席券売機があるので木次までの乗車券を買って実使用です。木次では逆のことをしました。
この後に鳥取からの特急スーパーまつかぜ号、双方から来る普通列車との接続を受けて木次行きの普通列車が発車するんですが乗客は両手で数えられるほど。
明らかに地元民のお婆さん以外は独り者の男性ばかり、これは奥出雲おろち号も相当ガラガラなんではないかと期待がかかります。
なんですが加茂中から高齢のご婦人の団体が乗ってきて閑散していた車内が一変してしまいました、まさかこの方々が乗ってくるんでしょうか…。
座席はほぼ埋まり立ち客がいるなんて誰が想像したでしょうか、そういえば男性1人が途中で降りていったので地元の人だったんですね。
木次に着いたらご婦人の団体はバスに乗り込んで消えていきました、まるで嵐のようでした。
待合室で受付を済ませていると奥出雲おろち号がホームに据え付けられます、乗るのではなく見に来ただけの人もいまして実際の乗客はなんと両手で数えられるほど。
満席だと64人いるのでとにかくガラガラです、人件費の方がかかっていそうです。
基本的に男性1人旅ばかりの中に子連れのファミリーが1組だけいまして…うるさくてとにかく目立ってました。
それにしても雨が止む気配がないどころかどんどん強くなっている始末、窓のないトロッコ車両とか既にずぶ濡れもいいところで。
既に半分の人は伴走車である普通の12系客車に乗っています、とりあえずトロッコの席に座って木次を出発。
まぁ雨だけでなくて沿線の草木や虫が容赦なく叩きつけられます、さながらス◯ラッシュマウンテンのよう。
それこそ雨ガッパが必須なんではないかというレベルです、あまりに濡れるので次の日登から伴走車の方へ避難。
全然雨が弱くなる気配がありません、雨雲レーダーを見ていてもむしろ雨が強まるような予報で先行きが不安になります。
そうでなくとも貧弱そうな路線なので途中で運転見合わせというのが一番困ります、以前乗った三江線のようです。
まぁ並行する道路があるので最悪タクシー代行にでもなれば帰ることはできるんでしょうけどね…出雲三成で交換列車があってびっくり。
てっきり道中で行き違いなんてないと思ってました、定期の備後落合行きは3本しかありませんが出雲横田までなら一応倍の数が運転されているんですね。
出雲三成は仁多牛弁当の積み込みが、予約なしでも購入できるというので1つ買っておきます。
次の亀嵩は駅そばが有名です、電話予約必須なんですが全員が予約してるとは…。
普段は窓のないトロッコ車両で受け渡しだそうですが雨が酷い一方で乗客が少ないので車内で受け渡しとなりました、乗客が多ければこうもいかないでしょう。
以前として雨が止む気配がありません、八川でもそば弁当の販売があるんですが先ほどの亀嵩ほど買う人は多くありませんでした。
沿線グルメを堪能したいのでやはり火曜日だと勿体無い気がします、土日限定のスイーツも気になりますがさぞ混み合うんでしょうね…。
延命水が有名な出雲坂根は復路に長い停車時間があるので車内で待ってました、ここで3段スイッチバックをして先に進みます。
スイッチバック自体は二本木や姨捨で馴染みがありますが3段というのは珍しいですよね、2回方転をしてぐんぐん標高を稼いでいきますが下の方に先ほどの駅舎が小さく見えます。
そして最大の見所であろう国道314号線の奥出雲おろちループと三井野大橋は流石にトロッコ車両の方で車窓見学をしました、車だと高すぎて目眩がしそうです。
そういえば出雲三成の仁多牛べんとうと亀嵩のそば弁当は車内でいただきました、仁多牛べんとうは高級な牛丼という感じですがご飯もお肉も美味しいので満足です。
亀嵩のそば弁当はそばが太くていいですね、駅そばの弁当は長万部出雲市で食べてますが群を抜いているんじゃないかと。
流石に弁当を3つも食べるのは無理なので八川のそば弁当は晩ご飯に食べたのですがこちらもそばが太くて美味しかったです、でも出来立てを食べた方がいいとは思いました。
なんだかんだで大雨だったのに定刻通りに備後落合に辿り着きました、20分ほどで折り返すことになります。
折り返す頃になってようやく雨が弱まってきました、往路はほとんどを伴走車で過ごしたので復路はトロッコ車を満喫しようかと思います。
標高が高いところを走っているので涼しくていいです、それこそトンネル内とかは寒いくらい。
ずっとお荷物だった長袖シャツが役に立ちました、来た道を戻るので絶景である奥出雲おろちループがすぐにやってきます。
ちなみに偶数席の方が車窓がいいです、幸いなことに指定された席は偶数席でした。
まぁ10人しかいないのであってないような指定席でしたが…満席だったら自分勝手に動けないのでそうはいきません。
亀嵩の駅そばを受け取るのは奇数席、八川の駅そばを受け取るのは偶数席の方がいいですがそば屋の店員さんも大変だろうなぁと思います。
往路は機関車が後ろから押す形なのでいいんですが復路は機関車が前についているのでディーゼル車とはいえ煙が流れてきます、トンネル内は結構煙にまかれました。
まぁ基本的に下りなのでそこまで煙いということではありません、先ほどのスイッチバックを経て出雲坂根まで下りてきました。
20分ほど停車時間があります、ようやく雨が止んで天気を気にせずに動き回れます。
一応延命水も飲んできました、もっとも独り身のまま延命されてもなぁとは思いますが。
出雲坂根駅には歴代の奥出雲おろち号のヘッドマークが展示してあります、20分の停車時間ですがあっという間でした。
復路では出雲三成でも停車時間があります、奥出雲町の観光案内所があっておろち号グッズも売っています。
売っているのを知らなくてありったけの現金で買い物をすることになりお金がなくなりました、あとは電子マネーで乗り切るしかありません。
そもそも沿線グルメもニコニコ現金払いなので…大阪で銀行に寄っておくべきでした。
往路は2時間半、復路は3時間と長丁場なはずなんですが飽きることなくそしてあっという間に過ぎ去ってしまい木次に戻ってきてしまいました。
確かに乗ってて楽しいトロッコ列車で今まで人気があったのも頷けました、もう一度乗りに来たいですが叶うかどうか…。
この少ない人数だったからこそ楽しめたというのもあります、子連れがうるさくて悪目立ちしてましたが夏休みとか子供だらけだったらさぞイラつくことでしょう。
あとは周りが見えない鉄ヲタですよね、車内の記録とかもすんなりできましたが普段ならこうもいかないでしょうし。
そう考えると大枚を叩いてこの特別運行に参加した意義があったなぁと思いました、招待していただいてありがとうございました。
64人以上の応募があった日は抽選だったみたいです、定員未満だった場合は全員当選であとは参加要件を満たすように手配をすればいいだけでした。
ツアーの当選通知が来た後にも後出しで別のキャンペーンの募集があったのはちょっとなぁとは思いましたが…知ってたらそっちにしたのになぁと思ったり思わなかったり。
木次では3分で宍道行きに乗り継ぎになります、ゆっくりお別れしたいところですがここで1時間足止めされても困るので帰路につきます。
往路のキハ120系はボックス席がありましたが復路のキハ120系はオールロングシートでした、運用は共通みたいで運試しのようです。
それこそ復路ですれ違った備後落合行きはロングシート車でした、ちょっとハズレですよね。
宍道に戻ってきたらすぐの特急やくも号で松江へ、これまた特急で1区間ですがちょい乗り。
晩ご飯の調達にやって来ました、有名どころの駅弁しか残ってませんでしたがコンビニ弁当よりはマシです。
戻りの普通列車は115系です、電車の普通列車は久しぶりですし115系というのも地元感があっていいです。
学生の下校ラッシュの時間で混んでてずっと立ちっぱなしでしたけどね…走行音とかは懐かしいのにドアエンジンとか座席の感じには違和感がある115系。
出雲市に戻ってきて1時間ほど残っています、預かってもらった荷物を回収し最後の買い出しをしておきます。
今宵の宿はサンライズ出雲号です、昨日も写真を撮っているので今日は控え目の撮影で済みます。
ちゃんとシングルデラックスの個室を確保しました、最初は喫煙可能室でしたが禁煙室に変更できたのもラッキーでした。
発車して検察が済んだら晩ご飯タイム、食事を済ませて一息ついて米子を発車した後にシャワーを浴びにいきました。
A寝台利用者はシャワーカードが付いてますが時間があった時に見にいったらまだ3号車のシャワーカードが売り切れてませんでした、もっとも現金がないので買えないんですけど。
朝シャン用に1枚買っておきたかったようなそうでもないような、かといってその為に早起きするのも嫌ですし…。
サンライズ瀬戸号と比べると2時間半ほど乗車時間が長いのでゆったりできるのが魅力ですからね、それなりに睡眠時間を確保できるのに早起きするのは勿体無いです。
眠れないなら仕方ないのかもしれませんがそれとはちょっと別ですからね、シャワーを浴びて汗を流し自室より記事を更新です。

今晩はまた熟睡できるでしょうか、まぁもう帰るだけなのでそこまで興奮する要素もないはずなんですけど。
ここ最近乗っても定時で東京に着いてしまいます、ありがたいようなそうでもないような。
一応東京に着いてからももう少し動き回ろうと思っていますが、行程が崩れない程度のハプニングは起きてもいいんですがね…。